根岸伸皇が解説するダニエル・シェヒトマン
はじめまして根岸伸皇と申します!
このブログでは、ノーベル賞受賞者ってすごいのに、なにがすごいのかイマイチ分からないという疑問からスタートしました。
あまり自分もわかるわけではないですが、出来すだけ噛み砕いて
説明して、学生さんたちのレポート作成の一助にもなれたらいいなと思います。
今回は、第一回目ですがマニアックな人を紹介して行きたいと思います!
ダニエル・シェヒトマン
こちらの方は、2011年にノーベル科学賞を受賞しました。
現在はテクニオンーイスラエル工業大学に籍をおいてらっしゃるそうです。
ダニエル・シェヒトマンは、準結晶と呼ばれる現象を発見した事により、
ノーベル賞科学省を受賞しました。
そもそも結晶化と呼ばれる現象は、原子同士が秩序性をもって整列している状況をしめします。たいして準結晶は、結晶を定義づける並進対称性は持たないが、原子配列に高い秩序性を有している。とされており、結晶状態であり、非結晶状態の2つの状態を有している状態になります、あるいみ氷の溶けかけや、マックシェイクのような状態です。
この準結晶の状態は現在は金属のみのようですが、
準結晶の金属に特有の物性として、金属としては異常に高い電気抵抗があげられる。例えば、アルミニウム、銅、鉄はいずれも良導体であるが、これらからなる準結晶Al-Cu-Feでは電気抵抗が10万倍にも達する。また、温度が低くなると抵抗が上昇する(通常の金属の示す性質と逆)、むしろ欠陥が存在する場合の方が抵抗が低い(これも通常の金属の性質と逆)などの特殊な性質を示す。準結晶のフェルミ面には「擬ギャップ」と呼ばれる状態密度の落ち込みがあり、これが特異な電気的性質の原因となっていると考えられている。擬ギャップが存在することで系全体のエネルギーを引き下げ、準結晶の構造を安定化していると考えられている。