根岸がダニエル・シェヒトマンの研究を同じゼミのこれまたダニエルとはじめて
半年が過ぎた頃でした。
フライパンが焦げ付いて剥がせなくてだるいと、根岸が言った時に
ダニエルが調べていると、偶然研究中だったダニエル・シェヒトマンの
準結晶を用いたフライパンが出てきました。
ホントなのかは一度脇においておいても
非常のこの時二人は感銘を受けたようでした。
なんといっても確かに観測中の物質であり、フライパンを準結晶の粒子で
コーティングできれば、焦げ付きを抑えられるかもしれないと
そこから、準結晶のコーティングの研究を根岸とダニエルは開始するのでした。