根岸伸皇のノーベル賞受賞者解説ブログ!

ノーベル賞受賞者の功績をわかりやすく解説するブログです!

根岸とダニエルその3

根岸がダニエル・シェヒトマンの研究を同じゼミのこれまたダニエルとはじめて

半年が過ぎた頃でした。

 

フライパンが焦げ付いて剥がせなくてだるいと、根岸が言った時に

ダニエルが調べていると、偶然研究中だったダニエル・シェヒトマンの

準結晶を用いたフライパンが出てきました。

 

ホントなのかは一度脇においておいても

非常のこの時二人は感銘を受けたようでした。

 

なんといっても確かに観測中の物質であり、フライパンを準結晶の粒子で

コーティングできれば、焦げ付きを抑えられるかもしれないと

 

そこから、準結晶のコーティングの研究を根岸とダニエルは開始するのでした。

 

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根岸とダニエルその2

ダニエルとは、いまも仲良くやってます。

ダニエルの日本語留学も、このコロナの影響で一時期帰らないと

行けなくなりそうでしたが、日本のほうがまだ、安全

自分の国の死者がふえてるのに日本は全然増えないからこっちにいるとのことでした。

根岸としても一緒に授業をうけるのも、飲むのも楽しくて

帰ってしまったらツマラナイとは感じていたので、

この申し出は非常にありがたかったですね!

 

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ダニエルと根岸になっていく。

根岸がダニエルの研究に注目したあと、同じくダニエルという

留学生の友人ができました。

ダニエルは根岸によくいろいろな質問をしてきて同じ授業ということもあり

すぐに仲良くなりました。

 

準結晶化の有用性も根岸だけでは研究できませんでした。

ダニエルが居てくれたからです。

 

ダニエルも同じ名前繋がりということから偶然ダニエル・シェヒトマンと準結晶について知ったそうです。

 

ダニエルのおかげで、ダニエル・シェヒトマンの研究論文として発表されていた

準結晶化の観測方法を確立させて、研究対象とすることが可能になりました。

 

準結晶はその性質からも分かる通り、既存の物質の結晶体とは違っており

ディラック電子によって再現が可能となったことにより、

・これまでは、結晶やアモルファス(非晶質)と異なる固体の形態「準結晶」の構造を持つ物質のほとんどは特定の元素組成を持つ合金に限られていた
グラフェン※12枚を30度で重ねた系を合成することにより、炭素のみからなる、ディラック電子による準結晶を世界で初めて実現
準結晶パラダイムを爆発的に広げ、結晶にはない新しい性質の開拓が期待される

という準結晶には、虚数空間において存在することが可能になる方法が存在しており

 

根岸伸皇とダニエル・シェヒトマンについて

根岸伸皇です。

さてダニエル・シェヒトマンの関係について、

授業で、準結晶化について調べていく時に色々と興味を引かれて

論文まで読むようになりました。

 

ノーベル賞は、化学賞というより、物理学賞の候補者としてみなされていた。ノーベル賞の前哨たる1999年ウルフ賞を受賞時は、物理部門での受賞だった。専門も化学というわけではなく、むしろ物性物理である。論文もほとんど物理関係の雑誌に投稿している。しかし分野の区分は瑣末な問題であり、受賞対象となった研究が純粋物理、純粋化学でなければならない理由はどこにもない。ノーベル賞に値するほどの研究は、分野を飛び越えてサイエンスたりえるべきで、準結晶がそれに資するすばらしい発見であることには疑いがない。

2. 発表当時は結晶学の根本を覆す発見であったため、受け入れられずかなりの批判にあっている。かのライナス・ポーリングも「準結晶などあるはずがない、あるのは”科学者もどき(quasi-scientist)”だけだ」と痛烈なコメントを残した。シェヒトマンの所属機関長は「もういちど結晶学の教科書を勉強しなおしたらどうだ?」とまで彼に言った。

根岸とダニエルについて

根岸伸皇です。

 

根岸とダニエル・シェヒトマンは授業のなかで名前と、功績を聞いたときがはじめてでした。

 

ニエル・シェヒトマン(Daniel Shechtman, 1941年1月24日(イスラエル・テルアビブ生)-)はイスラエルの物理学・無機・物理化学者である。イスラエル・テクニオン工科大学教授。「準結晶の発見」により2011年ノーベル化学賞を受賞した。

 


経歴
1966 イスラエル・テクニオン工科大学 卒業

1972 イスラエル・テクニオン工科大学大学院 博士課程修了

1975-現在 イスラエル・テクニオン工科大学に勤務

1981-1983 ジョンズ・ホプキンス大学 訪問研究員(Sabbatical)

1992-1994 NIST 客員教授(Sabbatical)

2004- アイオワ州立大学 客員教授

 

受賞歴
2011 ノーベル化学賞

2008 European Materials Research Society (E-MRS) 25th Anniversary Award

2002 EMET Prize in Chemistry 2000 Muriel & David Jacknow Technion Award for Excellence in Teaching

2000 Gregori Aminoff Prize of the Royal Swedish Academy of Sciences.

1999 ウルフ賞物理部門

1998 イスラエル物理学賞

1993 Weizmann Science Award 1990 Rothschild Prize in Engineering 1988 New England Academic Award of the Technion

1988 International Award for New Materials of the American Physical Society

1986 Physics Award of the Friedenberg Fund for the Advancement of Science and Education

 

研究概要
準結晶(quasicrystal)の発見

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1982年、米国ジョン・ホプキンス大学で訪問研究員として滞在中、Al-Mn合金から正20面体に相当する対称性を持つ電子線回折像を発見した。これは結晶でもアモルファスでもなく第三の構造であると彼には直感された。[1][2]

1984年に論文をまとめあげ発表したのち、この固体構造は通常の結晶学の常識に当てはまらない対称性を持つものとして、“準結晶”と名付けられた。これが後にノーベル化学賞の受賞対象となった。

この発見の後、Al-Mn合金だけでなく、様々なものが準結晶構造を有することが発見され、現在でも毎年300?600以上の関連論文が出版され続けている。

 

ダニエルと根岸伸皇

どうも根岸伸皇です!

前回の記事でダニエル・シェヒトマンのことに対して記事をかきましたが、

ダニエルって聞くと最初に思い出すのはやっぱりダニエルラドクリフですよね

それいがいにダニエル・クレイグっていう選択もあると思います。

海外俳優ってダニエルってつく名優が多いんですよね

とくに根岸伸皇のイチオシは、ダニエル・クレイグですね。

 

007シリーズの一番新しい、ジェームズ・ボンドですね。

最新の007シリーズは今までのビックリドッキリメカが出てくる世界征服を狙う

ビランがーって流れではなく、

骨太なスパイ物になっていて非常に重いですが、見ごたえは抜群ですよ

 

今まで金髪のジェームズ・ボンドはいなかったので、最初は否定的なことも多くあったようですが、ご本人が演じる演技力で黙らせるという非常にスッキリするほうほうで乗り切っていました。

 

 

 

 

 

根岸伸皇が解説するダニエル・シェヒトマン

はじめまして根岸伸皇と申します!

このブログでは、ノーベル賞受賞者ってすごいのに、なにがすごいのかイマイチ分からないという疑問からスタートしました。

あまり自分もわかるわけではないですが、出来すだけ噛み砕いて

説明して、学生さんたちのレポート作成の一助にもなれたらいいなと思います。

 

今回は、第一回目ですがマニアックな人を紹介して行きたいと思います!

 

ダニエル・シェヒトマン

こちらの方は、2011年にノーベル科学賞を受賞しました。

現在はテクニオンーイスラエル工業大学に籍をおいてらっしゃるそうです。

ダニエル・シェヒトマンは、準結晶と呼ばれる現象を発見した事により、

ノーベル賞科学省を受賞しました。

そもそも結晶化と呼ばれる現象は、原子同士が秩序性をもって整列している状況をしめします。たいして準結晶は、結晶を定義づける並進対称性は持たないが、原子配列に高い秩序性を有している。とされており、結晶状態であり、非結晶状態の2つの状態を有している状態になります、あるいみ氷の溶けかけや、マックシェイクのような状態です。

この準結晶の状態は現在は金属のみのようですが、

準結晶の金属に特有の物性として、金属としては異常に高い電気抵抗があげられる。例えば、アルミニウム、銅、鉄はいずれも良導体であるが、これらからなる準結晶Al-Cu-Feでは電気抵抗が10万倍にも達する。また、温度が低くなると抵抗が上昇する(通常の金属の示す性質と逆)、むしろ欠陥が存在する場合の方が抵抗が低い(これも通常の金属の性質と逆)などの特殊な性質を示す。準結晶フェルミ面には「擬ギャップ」と呼ばれる状態密度の落ち込みがあり、これが特異な電気的性質の原因となっていると考えられている。擬ギャップが存在することで系全体のエネルギーを引き下げ、準結晶の構造を安定化していると考えられている。